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VLINDER

日々つらつらと描いたり書いたり。






【感想】Fate/stay night ヘブンズフィール第二章


本日やっと、Fate/stay night ヘブンズフィール第二章、観賞してきました…!
ちょっとどこに吐き出していいのかわからないので長いですがここに書きます!
2章というか1章含めた劇場版とゲームプレイした感想交えての
ヘブンズフィールの感想というかそんな感じ。
ネタバレ注意です!




では感想をば。
本当は公開日に行きたかったんですが、実は1章をまだ見てなくて。前売り券買ってたのに。
何とかこの3連休中に行きたいという気持ちはあったので、借りてた1章を昨日の夜中に見て、記憶新しいままに2章を見に行ってきました!ある意味一番贅沢な鑑賞の仕方かもしれません。

私は、FateシリーズはFGOから入った新参でして、SNは昨年FateとUBWをアニメ、HFをアプリ版ゲームでプレイし終わってました。なのでどのルートも一応一通り理解しているんですが、その中でもHFは唯一ゲームをプレイしていたこともあってか、もしくは前2つルートとは異なる残酷さがあってのことか、一番心にきた作品です。映画があったのは知っていたんですが、私がゲームをプレイしてしばらくたって、よし映画を見よう!と思った辺りで丁度公開日が終わってしまって、DVD出たら見よう!と思ってたらなんかずるずるここまで来てしまいました。

というのも、漫画とかゲームとか原作があるものを映像化する場合、そこまで内容が変わるものでもない、というのが個人的な認識だからですね。声が付く・絵が動くというのは、確かにすごいとは思いますが、それよりその物語がどう進んでいくかの方が気になるタイプなので、1回見たらそう何度も見返すものではないですし、それより考察とか読んでる方が楽しいとか思ってしまう方なので…アニメとかも原作が見てたら続かないんですよね。

それでもHFが気になったのは、1章感想を見ててよく見かけた「慎二の感情の表現への評価」がとてもよかったところです。アニメ鑑賞時やゲームプレイ中は、士郎や凛・桜の邪魔をしてくるうざい人、というイメージが強い中、キャラの行動自体を変えるわけでもなく、ふとした些細な表現でそのキャラ・シーンの印象を変えてしまう演出は、自分で1章を見てみて、凄いところだなと強く感じましたね…
1章ストーリーが始まる前の、士郎が弓道部を辞める辺りの描写の追加。
慎二の嫌味こもった頼みごとを、士郎が笑顔で快諾した後の、慎二のハッとした表情。
また2章だと、魔力に反応して光る小瓶を作る描写。ここはパンフレットに載ってましたが、桜ちゃんがそれに感嘆するシーンが最初あったらしくて、魔術回路がないながらも慎二が魔術の勉強をしていた(しかも結構優秀)、ということが更に慎二というキャラをうざい人から、報われない悲しい人へと印象を変化させてるなあと感じました。
あとは、最後に桜ちゃんを襲うシーンの表情や、魔術を使う士郎に向かって一言呟くシーンとかも。もうどうしようもないほど、魔術師としては桜にも凛にも、士郎にすら及ばない現実に、耐えられなくなってしまったんだな、と、ゲームプレイしていた時よりもずっと、慎二というキャラに感情移入してしまって、もう凄いな、としか思えなかったです。とにかく感情が丁寧だなと。

そのために他のルートなら結構見せ場なシーンとか世界設定の把握の為に必要な会話シーンとかも飛ばしてて、でも確かにUBW見てる時も感じた「これセイバールートでも見たなあ。。。」というあのだるさがなくて進むのは凄く見やすかったですね。でもこれゲームしてないとわかんないとこ多いんじゃないのかなあと、見てるときは思ったんですが、正直HFは、聖杯戦争とは別に、士郎の正義をたった一人の女の子へ向けるという、恋というか愛というかそういう人間として必要な感情を獲得したということが一番大切な点だと思うので、その他の世界観的なものはなるべくそぎ落としているのかな、等と後から思いました。いやSN的にはHFは聖杯戦争の根幹やルール・御三家の関わり等が判明する大事なルートなんですけど、劇場版としてはもう士郎と桜の関係を徹底的に描いてやる!という感じがするという話です。あくまでゲームを前提としているというか。演出的なことは分かりませんが、そういう取捨選択が出来るのってすごいんだろうな、などと思ったり。

あとはあの悪夢のシーン!
いきなりメルヘンが始まったーと思って、可愛いけど、でもあれ、こんなシーン無かったよな…?と考えたところで、ああこれが、現実に起こっている黒い影の「食事」の感覚なんだな、と思い当たりました。瞬間、よくこんな可愛らしいシーンであれを表現するなんてこと思いつくな‥ともうただただびっくり。メルヘンチックにふわふわお城に進んでいく桜ちゃんとか、口を膨らませて怒る桜ちゃんとか、兎にデコピンすると飴が出てくることに気づいて嬉しそうな桜ちゃんとか、可愛かった。可愛かったのに…!でもあれを見たら、きっと、「食事」をしている桜ちゃんの意識はもう、ああいう感じなんだな、止められるものではないんだな、と、納得してしまう。罪の意識とか、そういうものが根本からない。もっかいちゃんと見たいです。
ギルガメッシュパクっとしちゃうシーンもやばいけど可愛かった…メルヘン…

ストーリーとしては、ゲームやってるので一通り流れは把握してたけどちょっと順番とか忘れちゃってますね。あれこのシーン今だっけ、とか。あとあれこのルートで大丈夫だっけ、とか。お寺で蟲に殺され(トラウマ)、慎二のところに一人で乗り込みライダーに石化され、桜ちゃんを殺す決断をしてライダーに殺され(だって士郎は正義の味方だから…)。。。そんな記憶が蘇る、、、士郎ほんとギリギリで生きてるなあ。

でも分かってても、ゲームで泣いたところはやっぱり映像で見るとまた泣いたし、そうでないところもいっぱい泣きました。全てのルートを見て、それぞれのキャラが、どんな思いで動いているのか。そういうものを理解してみると、もう涙が止まりません。皆かっこよくてつらい。
・雨の中、突き放すように叫ぶ桜ちゃんと、桜を許し抱きしめる士郎のシーン。(でも士郎がかっこよかったという記憶が強すぎて色々あいまいです。もう一回見る。)
・ヘラクレスが、何度も死にながらも、セイバーオルタに挑み続けるシーン。イリヤを守りたいという、その思いだけできっと動いてるんだと。そんなヘラクレスを、呼び続けるイリヤちゃん。きっつい。それにしてもここの戦闘シーンめちゃめちゃかっこよかったですね…いやもうめちゃ辛いけどどっちもかっこよかった…パンフにちょっと戦闘の補足が書いてあったから次はそれを踏まえて見たい。
・死にかけの士郎に腕を託すアーチャーが凛に向けた表情と、「遠坂」というつぶやき。
戦って、でもローアイアスでみんな守って、死ぬほどかっこいいシーンの後に凛に向ける優しい表情を見て無事こちらにもダメージ。なにそれずるい。そういうとこですエミヤさん。

なによりも、ゲーム中も一番泣いた、包丁を振り下ろせない士郎のシーンは涙腺ダメでした。
正義の味方を目指す士郎としても、人としても、してはいけない選択ですね。これは。聖杯の門としての桜が死ななくては、今後も確実に一般の人に犠牲が出ることは分かっている。でも、殺すことが出来ない。普通の人なら、ほかの人より大切な人を選ぶことは、最悪な選択だとしても、多くはそうするだろうと思いますが、「正義の味方」を目指す士郎には、この選択はあり得ないはずなんですよね。桜ちゃんの為にも、人をこれ以上殺させるより、今死ぬ方がまだましだし。そう思ってゲームでは桜ちゃんを殺す選択をしたんですが…(そして痛い目を見る)
士郎が桜ちゃんを殺さない選択をするとは、FateやUBWを見たばっかりの時は信じられませんでした。だってその理想を貫くことは正しいって、UBWでエミヤに言ってたのに!って。
それらの理想を裏切ってでも、正義の味方どころか悪と呼べる行為を行うことになっても、桜ちゃんを選ぶんだ、と。そんな決断が出来るんだと、驚きました。この決断が、切嗣やエミヤとの分岐になるんでしょうね。それは多分、英雄ではなくて、普通の人間の選択だから。桜ちゃんを殺す為にと包丁を手に取った士郎にも、振り下ろせずに涙する士郎にも、泣かずにはいられませんでした…ここは本当にもう…つらい…
大事なとこは、桜ちゃんはここでは眠ってないんですよね…劇場版では描写少な目でしたけど(士郎が去ったあと目を開けてる桜ちゃんくらい?)、桜ちゃんは、士郎に殺されるならいいと、受け入れてる。士郎も、桜ちゃんが受け入れてることを分かっている。でも、殺せない。士郎はここで決断して、部屋を去るけど、桜ちゃんは、士郎が自分を殺さない選択をした、そうさせた事に、涙する…
HFルートの後に他ルートを思い出してみても、桜ちゃんは士郎を好きではあるんだろうけど、かといって士郎に近づく女の子に敵意をむき出しにするような、そういうヒロインじゃなくて、むしろセイバーに対しても甲斐甲斐しく世話を焼くような、本当にいい子で。それは多分、他ルートでは、嫉妬などよりも諦めが強かったのかなあと、思ってしまう。何もかも諦めているんだろうな、と。だからこそ、HFルートで見せる、士郎への強い執着に驚くと同時に、幸せになってほしいと、強く思うのかもと思います。

あとは、食事を前に戸惑うライダーさん可愛かったですね。それに対して箸じゃダメかとナイフフォークを用意する士郎に笑った。可愛い。戦闘でも桜ちゃんマスターな全力ライダーさんほんとカッコイイですねーもう。HFで好きなとこは士郎とライダーさんが共闘して全力で桜ちゃんを守ろうとするとこも一つです。好き。
イリヤちゃんとのお買い物シーンは見たかったけど…仕方ないですね。見たかったけど…

そういえば私はアプリ版勢だったので、魔力供給は吸血だったんですけど。
まさか、ここまで、直接的表現をするとは‥‥!!!凄い!!!
いやこれは結構感動しました。「壁を超える」という表現がパンフレットでは結構書かれてたかと思うんですが、(桜ちゃん的に言えば)士郎を汚してでも、士郎を誰にも渡したくないっていう桜ちゃんのエゴとか、それにきちんと応える士郎とか、そんな二人の絆を示すには、やっぱりゲームの表現じゃ弱いなあとプレイしてても感じてましたので。。
桜ちゃんの勇気にきちんと答えて、全部受け止める士郎が男らしくて、最高に好きです。

なんかもう原作から変わってるところが一つ一つ良すぎて、監督とか制作の方が気になりだしてますね。。。原作が素晴らしいのは勿論ですが、それらを前提として、削るところは削って、キャラクターの感情や関係を深く掘り下げていくような、こんな形のヘブンズフィールが見られるとは正直思ってなかったので、本当、見に行ってよかったです。というかもう一度見たい。

そして私は主人公至上主義の為、士郎が戦う3章、めちゃめちゃ期待が高まってます。
士郎の魔術師としての力はまだ全然見れてないですから。。。魔術修練の話で、過酷な修練を積んだ桜ちゃんさえ、士郎の修練が危険すぎるという判断を下してるくだりくらいでしょうか。まあそのあたりはUBWが最高だったのでいいんですけど。でもHFで控えている対バーサーカー、対セイバーオルタ。今回の2章見たらもうほんと期待しかない。期待してます。でもあの戦闘シーンを見た後だと現状であの2人に…士郎が…勝てる…?となりますね。。いやもう楽しみ!

あと感動のままにパンフレット通常版とアクリルスタンド士郎・桜・ライダー買いました。
パンフレット豪華版?とかポスターとかタペストリーとか欲しいんですが売切れてて…あれってもう再販とか無いんでしょうか。よくわからなくて…欲しい。

長くなりましたが、お読みくださりありがとうございます。
勢いで書いたので記憶違いなどありそうですが…とりあえず満足。
見てない方がいらっしゃいましたらぜひ!


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